
肥満を解消するために、先ず肥満と食事との関 わりについて考えましょう。
肥満といえば、反射的にでてくる言葉は「脂肪」でしょうね。そして「脂肪」がまるで悪魔のように悪者扱いされそうですが、じつはそうではありません。人間の体は、主に水分・筋肉・脂肪でできていて、その脂肪は生きていくために大切なものです。問題は脂肪の量なのです。それぞれ個人の体重に占める「脂肪」の割合で多すぎる・標準・少なすぎとなるのです。
一般にその割合を体脂肪率といって、体重(km)÷身長(cm)÷身長(cm)で計算して、19.8〜24.3の間が理想的だといわれています。体重が標準でも体脂肪率が高ければ隠れ肥満といえるわけです。簡単に測定できる器具(体脂肪計)が一般に市販されています。
消費エネルギーより摂取エネルギーの方が大きいと肥満になりやすいので、食事に一工夫する必要があります。総エネルギーに占める食品群のエネルギーの割合で最も大きいのは穀物次いで小麦・肉・油脂・魚介の順になります。それに伴ってたんぱく質、ビタミン、ミネラルの摂取も減少します。ひとつの食品だけ摂取を減らすというのではなく、全体の栄養素も不足しないようにして、総量としてのエネルギーを減らすような食事が理想的といえます。それから、食事のコントロールでなく、運動をすることによって摂取エネルギーを燃焼することも大切なことです。